Fine Days

晴天日

地震メモ

平成23年3月11日金曜日午後2時46分、東北地方を大地震が襲う。大津波が発生し、仙台の周辺をことごとく破壊した。また、福島県の原発にも被害を与え、その影響で原発は徐々に壊れていった。地震の恐怖、津波が残した被害に加え、放射能の恐怖が日本を覆っている。今日現在、いまだ余震が続き地震への恐怖は続いたままだ。東北のみならず、長野や秋田、茨城・千葉、そして静岡でも強い地震が立て続けに起こり、これからどうなっていくのかという潜在的な不安が解消しない。
先週は、原発のダウンの影響で、東京電力のエリアでは電力不足が懸念され「計画停電」という耳慣れない施策が行われた。停電なんて、めったに経験することのない日本で、暗い夜の時間に耐えなければならない事態が起きている。
また、物流は滞り、今日も、ガソリンスタンドには給油を求める長い車の列が続き、米やパンといった日常生活に必要な物がスーパーやコンビニから姿を消し、世の中が混乱しかけてしまった。
このまま、地震が終息してくれれば、物流やガソリンの需給も安定し、コンビニやスーパーにパンや弁当が並ぶようになるだろう、いや、そうなってくれないと困る。電力不足の解消には時間がかかるだろうから、これからも節電は必要だろう。これは、皆で耐えて、工夫し乗り越える必要がある。

今、一番頭が下がるのは、復旧に向けて昼夜を問わず努力している人たちがいることだ。今、原発では、東京電力の作業員の人、自衛隊、消防署員、警察といった人たちが、必死に原子炉へ放水作業や電源の復旧といった作業に従事し、この危機を何とかしようと必死に取り組んでいる。炉心の冷却が成功することを祈っている。

生まれて初めての非常事態を経験している。事態は進行中であり、これから先のことは分からない。この苦難が落ち着くには相当な時間がかかるだろうと私は思っている。