Fine Days

晴天日

ひとりぼっち

我が家は三人家族であったが、33年前に母親が亡くなり、2021年の12月に親父も亡くなった。そう、自分は独りぼっちの身の上になってしまった。こんな日がいつか来るんだろうなと考えてはいた。きっと、親父がいなくなったら寂しいだろうなと予想はしていた。そして、そういう境遇に身を置いた今、やっぱり、寂しいものである。なにか味気ない。家の中には親の残したもの、思い出のあるものがたくさんあるのに、親父の姿は見えないし、声も聞こえない。アタマでは理解しているつもりなんだけど、気分は晴れない。夢なら覚めてほしいと思う。それから、親父が死んでからというもの、なぜかテレビを見るのが辛いのだ。最近、ニュース番組くらいなら見ていられるくらいにはなったけど、バラエティはまだ見たくない。楽しそうにしている人を見るのがなんか辛いのだ。

明日は大晦日、お正月はない。今は、たんたんと静かに暮らしていくしかない。ボクにはもう少し時間が必要だ。